バラモンキング 五島長崎トライアスロン大会 レース当日Bike編

さてさて、、レポートを書いていたら平日になってしまい、、Swimからいっこうに次のBikeへ移れません。それも宜しくないので、頑張って平日の真っ只中ですが、Bike編を思い出してみようと思います。。
平衡感覚を無くしつつ、ヨタヨタと自分のBikeギアバックを取って、着替えテントへ向かいます。その前に、スタート直後から我慢をしていたトイレまで。。テントに入ると、、大体いつも同じタイムのメンバーがそこで着替えているのですが、、何故かチームメンバーは誰も居ない。。く、やっぱり今日はオレが出遅れか。。そんなことを思いつつ、Swim編に引き続き、ミッキーのガッツポーズに見送られ180.2kmの旅に出て行きました。。
Swimの着順も真ん中よりも後ろ。さらに今年は参加選手も少なめとあって、Bikeでもあまり他の選手達を見ることがありません。何だか、、一人で雨の中、山の練習をしているような気分になります。Bikeは富江をスタートして、例年はそのまま鬼岳を1周ぐるっと回りますが、今回はそれは無く、ジェットコースター道路なるメチャメチャアップダウンのある一直線の道路を走り、すぐに二本楠の交差点まで辿り着きました。
ここに来るまでに、トライアスリートなら誰でも知ってる作家、旅烏さんこと謝さんをパス。「Bikeの調子は大丈夫ですか?」と声を掛けると「とにかく行けるとこまで行ってみるよ」と。実は2週間前に入院までしていた謝さん。事情を金曜のカーボパーティで教えて頂いていたので、”とにかくBikeを無事に完走してください!Runは絶対大丈夫なはずだから!!”と、心の中でお祈りしました。そんなこんなで二本楠の交差点を左折して、今回コースが変更となりつつも、一番馴染みがあって、かつ一番苦しいと分っている、3周回もの周回コースへと入りました。
二本楠交差点からは徐々に登り始め、折口トンネルまで来るとそこからは長い長い下り。スリックタイヤの自分は、ここでは生きた心地がしません。ただ、急カーブは無いので、勇気さえあればノンブレーキで下れることは1周目で分りました。
下り終え、右に折り返すと、ここから荒川口までは細かいアップダウンと急カーブの連続。荒川口までは、ガードレールに衝突吸収用の畳が立て掛けられている場所が確か3箇所。最後のAid手前の畳地点はさほどでもないけど、その手前の2箇所は本当にゆっくり行かないと危ない。特に自分の場合は、リアタイヤが時折スライドしているので、このエリアは3周ともどんだけ抜かれてもゆっくりと行きました。でも、怖いなぁと思うのは、視線に畳が入ってきてブレーキを掛け続けると(雨でそれも殆ど効かないんだけどね。。)、もうハンドル操作でBikeの方向を曲げることは出来ず、まっすぐ畳に向かってBikeは突っ込もうとしてしまいます。ギリギリのところで衝突を回避、、そんな場面が今回何度あったことか。。やっぱりDryの状態が一番安心できます。。
荒川口を過ぎ、高浜海水浴場へ抜ける急坂には、、、あ、今年は居ない。。。いつもの赤Tシャツの大うちわと大太鼓の応援団の方々。。そりゃぁそうだろうなぁ、、この大雨じゃ。。でも、お一人、多分そのメンバーの方とおぼしき青年が、一人その急坂の途中で熱い声援を送って頂いていました。感謝ですわ、ホント。


高浜を過ぎると、巡航速度の上がるポイントが多くなります。ここから三井楽を越え、岐宿の交差点を右折するまでは応援も多く、大雨ではありますが、俄然やる気モードで抜けるだけ前の選手達を抜いていきます。


これはまだ高浜かな。。
いつものアイアンマンの時とちょっと違うなぁ、、と思ったのは、平地の巡航状態では結構いい走りをする人が多いのに、上りになると極端にペースが落ちる人の割合が多かったような。。ロング初挑戦の人も多いと聞いていたので、アイアンマンに比べれば、ちょっとだけレベルもおとなしめなのかもしれませんね。。
さて、岐宿を越えてしばらく走るとまた二本楠交差点。2周目に入る時は、交差点にミッキーが居たので大きな声で声援を頂きました。。
今回、自分のレース前のイメージとしては、2周は落ち着き、3周目は頑張る、でしたが、雨で抑え気味にならざるを得ず、3周走っても最後まで息も切れず、なんだかあっという間に180.2kmが終わってしまった感覚です。ただ、3周目の途中、確か150km地点くらいかな、、、「あぁ、、もうBikeが終わっちゃうんだぁ」と、ふと寂しくなってちょっとだけ涙腺が緩んだのを覚えているかな。。
170kmを越え、脚色が同じで、ほぼここまで抜きつ抜かれつを繰り返してきた4,5人がパックとなり、最後の仕上げと良いペースでBikeのゴール会場の五島中央公園を目指します。。ふと、ここまではとっても調子が良いけど、果たして自分はこの後42kmも走れるのかな??なんて思いつつ、何とかBikeゴール。6時間ちょっとのひたすら雨のRideでしたが、気持ち良く、そして精神的にも全く切れる事無く180.2kmを走り切ることができました。やっぱり雨で気温も低く、体温が上がりにくい状況だったので、いつもに比べればBikeも楽に感じたのかもしれません。。
ちなみに、摂取した物といえば、、
Power Gel 8袋分
CCDボトル 2杯
梅丹本舗のサプリ 2袋
これらは自前で、Aidでの給水は3回かな??最後はボトルが欲しくて飲まなくても給水で寄った感じ。Aidでの固形物の補給はオレンジを2回かな。後は殆ど喉も渇かず、お腹も減らず、実に燃費効率の良いRideでしたとさ。。
さて、こんな良い感じでBikeを終えた後のRun。。果たしてそのままの調子を続けられるのでしょうか。。。ん、、、結構それなりにドラマのあるRunが待っていました。。