第10回北丹沢12時間山岳耐久レース

え〜、結果からお話ししますと、第二関門であえなく制限時間20分オーバーのリタイアとなりました。ハイ、スミマセン・・・だってぇ〜。。

起床3時45分。だらだらとベットに寝転びながら朝食(セブンのつけ麺)を済ませ、4時45分にフロントへ。既にお迎えのシャトルバスに乗り込むと、自分が一番乗り。何故かその後、乗車する選手の人数確認と点呼役を仰せつかり、5時過ぎには予定13人を乗せ一路藤野駅へ。なんとそこでは前夜から駅前で寝宿をしている10数名の選手達をピックアップ。しかし、皆ある意味では猛者。。戦いは前夜から始まっていたのね。。
会場に近づくと、おぉ、なんといつもJ-BEATで走るコースではないか!饅頭屋の帰り道、郵便局やら、三叉路のお洒落な不動産屋とか、道志みちに降りる狭い道の始まりの三叉路とか、、はぁ、すいません、すっかり練習会にご無沙汰な自分を反省。。そんな走り慣れた山道を行くと、程なく会場へ。。よぉ〜し、いよいよだぞ!


まだまだスタートまで時間があるので、テキト〜にパチリ。この後、30分以上もトイレに時間を要するとは。。。お願い、1800人もの参加者がいるんだから、も少し仮設トイレとか考えて欲しいけど。。自然環境を考えると、持って帰れってか。でもそうはいかないからぁ。。。こればっかりは。。


そんな自然に優しい?トイレを済ましてスタート地点に30分前に行くと、、、こんな状態。はぁ、終わった。。。

結局、今回の敗因はココでした。スタートして1kmは上りのロードを必死に詰めるけど、結局登山道の入り口で20分以上の大渋滞。そりゃそうだな。。ウェーブスタートとはいえ、800人以上の選手が、一斉にシングルトラックの登山道に殺到する訳だから渋滞しない訳がない!
この後、最初の軽めのピークを踏み、下りを疾走。川を渡ってからは1300Mのピークに向かいひたすら上る。ガレ場あり、土石流直後の岩場をトラバースしながら、四つん這いになりながら急斜面を登坂。ようやく2時間かけて2つ目のピークに到着。
ここからは、もう死ぬ気で勇気を振り絞り、下りを駆け落ちるように走っていく。こんな斜面、スキーでも体験したことの無い急斜面を、樹木の張り出した根っこに注意しながら、飛びつつ、滑らせつつ、ひたすら駆け下りる。ピークに到着したころは、疲労で意識ももうろうとしているけど、下り始めるとシャキッと。そうでなければ、そのまま自分が滑落するか、踏み出しを間違い落石や崩落を誘発するかだ。はぁ〜こえ〜。でも、一番トレイルをしていて楽しい瞬間かな。。

30分の貯金を残して無事に第一関門に到着。。ここで水分補給とバナナ&キュウリの補給。よし!次の1100mまでのピークに挑戦。。と思い、上り始めた矢先、上からたくさんの選手達が下り始めている。え?どうして??もう諦めるの??
結局、この時点で既に自分のポジションは、第二関門を制限時間内でクリアできる状況ではなかったことを後で理解することに。第一関門までに要した渋滞による立ち止まりの時間、しめて約50分。。これじゃぁしょうがないか。。
1100mのピーク下りも、身の毛もよだつ思いをしながら駆け下り林道に着地!そう、まさに着地。。飛んできた感覚。。ここから関門までは8kmのロード&下り。既に関門までは30分少々。無理かぁと思い、最初のうちは肩もうなだれトボトボ歩くけど、「ちょい待て、自分は丹沢くんだりまで歩きに来た訳じゃぁない!」と一発奮起。そこからひたすらダートの下りを走り続けることに。。



こんな山に囲まれたダートをひたすら走り、下り続けます。。諦めが吹っ切れに変わったのか、何故か走りながらも楽しくってしょうがない!やっぱりトレランの魅力は、こんな自然を心の奥底から楽しんで走ることにあるのかなと。。


そしてようやく第二関門に到着・・・・。あと20分でクリアだったのに。。。ここで今年の北丹沢は終わりました。でも、約6時間半、30kmをたくさんのボランティアの人に支えられながら楽しませてくれたことに、本当に感謝だし幸せを感じました。。でも、、、ゼッケンに赤マジックで×印を書かれた時、ちっくしょ〜!!これはどっかでリベンジだなと。


そのまま下山して、リタイア選手の回収バスを待つ場所へ。。え?みんなリタイア?同じパーティーで走っていた、去年は6時間台で完走している屈強な猛者どもが皆回収バスを待っている。一体何人がリタイアなの?回収バスの列に並ぶ為、ひたすら再度山道を登る羽目に。。結局バスに乗るのに1時間以上掛かりました。。。。

今回、とあるBlogには1800人近いエントリーに700人少々の完走者。男性の完走率は44%だったとのこと。もしこれが本当だとすれば、富士登山競争よりも低い完走率。。昨年と比較しても20ポイント以上低くなっているはず。なんとく慰められる気分にはなるけど、そもそもここまで低い完走率の大会って、大会としての存在感を考えてしまうかなと。。最近のはやりになりつつあるトレラン。競技人口の裾野の拡大を考えると、もう少し敷居の低い大会であってもいいのかな?と思います。。。。まぁ、危険が前提の山ありきで考えれば、このくらいハードルが高くてもいいのかもしれませんが。。。。

でも、やっぱり山の魅力には何モノにも代え難いものが。。文句言いながらも、きっと来年またリベンジを考えるのでしょうね。
今は、中途半端な筋肉痛に、悔しくもあり、思い出でもあり、その余韻を楽しんでおりまする。。。

ってな訳で、今回のレースリポートでした!!