今年を振り返って・・・

昨日から8連休の冬休みに入った。一昨日の仕事納め、納会とその後に専務の煙草に付き合い、じっくりと来年以降の考えを聞くことができた。さすがに5000名を超えるカンパニーのプレジデント。経営者としての攻めと守りの視点をブレ無く持っており、特に攻めの戦略については聴きながらワクワクしてくる感覚。60歳を迎えているはずなのに、この人は凄いなぁ、、、とつくづく感心してしまった。
そんな締めくくりの時間を過ごした後、直属の部長と、一緒にシステム会社へ戻る後輩との3人で納会の続きをした。部長は引き続き今の部門を担当し、加えて孫会社にあたる会社の非常勤取締役を拝命したらしい。本社企画部長と孫会社の取締役の兼務。彼が着実にその階段を上がっているのが、部下としては嬉しい。彼ほど私欲が無く、専務には常に怒られている彼だったが、見ている人は見ているんだなぁと。そんな彼とまたも痛飲してしまい、さすがに昨日は夕方までグッタリな状態。随分とこの一年は部長と飲んだなぁ。。来年は仕事でも今以上に、同じく北軽井沢の一時住民である彼なので、向こうでも一緒に美味しい酒が飲めればと思っている。

と、言うわけでこの一年を振り返ってみると、、確か、08年のスタートはまたも出張旅烏から始まっていたような。ただ自分の中で、どうもしっくりといかない仕事ばかりだったのか、3月頃に今の事業戦略を再構築する答申書を書き始めたのが、来年に向けたきっかけだったのかも。。
大きく舵を切ったのがリソースの集中。営業から寄せられる案件支援については、東京、大手、大型案件にのみ極力対応し、加えて開発リソースもPMを数人に集中させ、作業の大半を外出しにするようにした。プロジェクト期間が比較的短く済む自分の事業領域では、いかに低コストで平行しながら複数案件を進められるかがポイントになる。結果は大幅な事業における売上増にはなったが、PMという人に依存して案件の成否が分かれたので、ここが来年に向けた課題であろう。
今年、いわゆる億越えの案件プロジェクトが3つ。結果は2勝1敗。1敗の小倉案件は残念だったが、風の噂ではコンペが勝ち取ったにもかかわらず、クライアントの財務状況が急変し、今だ開発にも着手していないとか。正直、取れなくて良かったのかもしれない。
最後の勝ち星は、日本一大きな運送屋さんの次期CRMの構築。先方の最終日である、12月26日にキックオフの会議が開催された。この席に居れる幸せをまたも感じることが出来て、そういった意味ではこの一年は比較的仕事の面では良い年だったのかもしれない。ちなみにこのクライアント向けシステムは総額22億。この1社のお陰で、我が事業は今度の3月から単月で黒字転換を果たし、2010年3月には累積でも黒字転換。。もう、頭が上がりません。。。。感謝です。
そんな事業の方向転換をベースに、来期に戻るシステム会社とリソース統合を実現する構想を描いた。具体的には8月過ぎ。丁度お盆休みで会社が暇になってからかな。目標は9月後半の経営会議。向こうの会社にある事業は、30人の開発を抱えるちょっとした一事業。ところが全て下請け仕事しかしていない”どアンダー”な事業構造。片や我々と言えば、開発が7人の小規模な所帯。事業と言うにはまだまだ実績も乏しいが、事業構造としては全てPrime Contractorを担う一次請けとして客と対峙している。そんな2つの会社に散らばる、同じ領域の2つの事業を今回一緒にして、総勢40名近い開発を抱えた一事業の構築といった事業計画書を、何とか答申することが出来た。
結果は、内容や方向性は良し、引き続き具体的な方策を検討せよ!との指示。結局は、その後要員移管や異動手続きも含めて11月の初旬の経営会議で全てのことが了承された。
年の初めに実践した方針転換。その結果がここまでのことになるとは思いもよらなかったが、今回の事業統合は随分前から考えていたこと。だとするならば、もっと早くに事業戦略の方針転換をしておけば良かったかなぁってのが正直なところかもしれない。

仕事に関してはこんなところか。次にトライアスロンについて振り返ると・・・・
今年は100kmのウルトラ完走に集中してRunばかりの練習をしていたので、全くトライアスリートとしての年を過ごしていない。今年の初めは館山若潮を皮切りに、フルを2回、その他あらゆるロードレースに参加してから、一番の目標であった富士五湖100kmのレースに出場した。
自信は無くは無かったのだが、何とか前回の雪辱を晴らして完走することができた。最後の最後まで、まさに性も根も尽き果てゴールに辿り着いた感覚。でも、ホントに完走できて良かったなぁ。。
次のレースはトレイル。今年は山が自分の中でブームとなり、高尾山に通ってはトレイルの魅力にはまった。あの急な斜面を転げ落ちるように駆け下りる感覚。自分の中にある恐怖感をどこまで押さえつけ、足場の悪い斜面を走れるか、そんな感覚が新鮮だったのかなぁ。。結局、7月の北丹沢山岳耐久レースに参加し、結果として第二関門でのタイムアウトでリタイヤを余儀なくさせられてしまった。
まだまだ、自分は甘いなぁ、、、山はそんなに簡単ではないなぁ、、とつくづく反省。ただ、またしても雪辱を果たさなければならないレースに出会えたこと。これも今後も楽しみな世界を知ることが出来たかな。
あれ、思ったほどトライアスロンに関しての振り返りが少ないかも。つまりそれだけ今年は活動できていなかったってことかもな。

さて、来年。
仕事の面では、今までとは一段上がったステージで活動をしていく。その責任と重圧を楽しく感じられるようにしていかねば。おそらく国内の数あるITベンダーでも、同じ課でこの2つの商材を抱えるベンダーはいないはず。まずは足元を固め、その後は自分自身がきちんとマーケットに評価されるような仕事をしていきたいもの。その為にも、仲間との信頼を損なうことなく引っ張っていかなくてはと思っている。
次にトライアスロン。来年は2006年以来の、アイアンマンジャパンに参戦する。このレースに出るということは、レースそのものというよりも、そこに行き着くまでには多くの時間を練習に費やさなければならない、ということを覚悟するということ。週15時間で最低でも5ヶ月以上の練習量を確保しなければならないと思っている。今改めて、2006年の時の練習量を思い起こしているが、果たして来年それが出来るのか。自分の加齢と、仕事、家族、あらゆる面でやりくりが必要になりそう。ただ、それも挑戦なのでなんとかモチベーションを維持してレースを迎えたい。2009年6月21日、とにかくスタートラインに立てるよう、この半年を過ごそうと思っている。

今年も残すところあと3日。Swimはもう無理として、まだ”今年最後のRun”と”今年最後のBike”が終わっていない。もちろん大晦日まではそんな”最後”が来ないように練習をしなくては。風邪の具合も良くなってきたので、本格的練習を再開することとしますかな。

と言うわけで、2008年を振り返ってみましたとさ。。。。