人幅感覚

クルマに車幅感覚があるように、人にも人幅感覚がある。
いや、本来はあって然るべきであり、つい最近までは誰もが自然に、且つ人間の配慮とで合わせ持っていた感覚だと思う。最近、その感覚が薄い人が多くなっているような気がしてならない。
特に通勤路である東京駅や品川駅などを歩いていると、強くその傾向を感じてしまう。
混雑した駅の中を、やたらめったに周りの人達にぶつかりながら歩く人。混雑した電車の中でさえ、周りへの配慮も無くやたらに姿勢を大きな動作で変える人。多分、本人に悪気は無く、単純に幅の感覚が薄れているだけなのだろう。
それと、やはり最近は他人に対する配慮に欠く人も多くなっているような気がする。例えば、片手にカバンを持って歩き、前から来る人にカバンが当たりそうになれば、自然と持ち変えるか、もしくは前後にカバンをずらすような仕草をしたものだ。それが最近では、人の体に当たろうがお構い無しである。特にエスカレーターなどで追い抜かされる時、不意に後ろから背中に誰かのカバンが当たると、思わずドキッとすることさえある。
人がいれば避ける、そんな普通の感覚が全体に薄れてしまっているのだろうか。
しかし、少し前ならいざ知らず、今の世の中でそんな感覚の人にお小言をたれようものなら、いきなりブスっと刺されかねない。
寂しくも怖い世の中になってきたのかもしれないなぁ。。
ま、とは言え、人のフリ見てわが身を振り返る。気付かないうちに、自分もそうなっていなように気を付けなければ。。

さぁ、27日のレースまでいよいよ秒読み開始。いい感じで練習が出来ている。多少、足にハリと左膝に重みを感じるが問題は無いだろう。あとは当日の好天を願うばかりである。