夢のような時代。。

今日、「あり得ないプロジェクト」の今年初のプロジェクトミーティングがあった。ゴールはまだ先だが、すこぶる順調に進んでいる。このまま春を迎えたいものである。
今日のミーティングで、プロトタイプのプログラムをクライアントと検証をしながら、その場で我々の開発スタッフが変更要件を実装するという芸当を見せてくれた。今の自分には自然なことではあるが、「今、彼女はその場で開発をして、実装までしているんですよ」の自分の発言に、クライアントは目を丸くしていた。それだけ、自然に会話をしながら、笑顔を絶やさずに、ただしキーボードでは数行のコードを書いている。そして「出来ました!」の声でソースと画面を確認すると、きちんとシステムが組み上がっている。そりゃあクライアントもびっくりだろう。
かつて我々が、物流のシステムを手掛けていた7年前。開発工数の効率化の目的から、オブジェクト指向という手法に傾倒していた。システムが持つ機能をサービス単位でくくり、パーツ化させることを目指していたのだ。それはつまり、オブジェクト化されたパーツを組み合わせると、簡単にシステム構築やカスタマイズが可能になることを意味する。当時の究極の夢は、顧客要件を聞いたその場で、開発、実装をしてしまうこと。まさに今日、開発スタッフがやってのけたことだった。
そんな夢を持っていた当時、まだ概念だけが先行して、要素技術が追い付かず、夢は夢で終わってしまっていた。そう考えると、今の技術は随分と進んできたのだなぁと、つい感慨深く思ってしまった。無論、スタッフの理解力と設計力が、並外れてスキルが高いことは言うまでもないのだが。
今日の時点で、クライアントが我々に寄せる期待は、相当に高いものになってきたであろう。とにかく、このプロジェクトを通じて多くの人間の苦労が報われ、皆が幸福になることを期待したいものだ。
さて、今日はこれから初泳ぎへ。久しぶりなので溺れそうで怖いなぁ。。。