あり得ない展開!

が、今自分の身の回りに起きようとしている。
自らがその事業の立ち上げメンバーであり、クライアントや営業からは散々後ろ指を刺されながら、7年掛けてその事業を自分たった一人で畳んだのがまさに先月のこと。今になってその事業のコアになるシステムを、言い値で買い取りたいと、誰もが知っている業界ナンバーワンの常務自ら今日、頭を下げに来社してきた。
「お宅には3年前に提案したけど、けんもほろろだったでしょ!」と思わず口の先まで出掛った。
しかし、こんなことがあるんだなと。とかくシステム屋とは、ゼロとイチの世界で暮らしているように思えるが、実のところ義理と人情、そして思い入れとプライドを尊ぶ文化が脈々と受け継がれている。そんな背景を会社人生の骨格に持つ自分でなければ、おそらくはこんなリスクの高い話は、誰も受けないだろう。
自分がこのプロジェクトを成功させれば、この事業に携わりながら良い思い出を作れず、夢半ばに散らざるを得なかった人達が浮かばれるんじゃないかと考えてしまう。無論、自分のええかっこしいではない。ま、だから相変わらず出世出来ないでいるんだろうけど。
このプロジェクトを進めことは、即ち自分の首を締めることになる。ただこの5年近く、経営トップの身代わりに会社や所属を転々とさせられ、常にクライアントに頭を下げ続けてきたことに対して、自分の判断で落とし前をつけられるような気がしてならない。
どこまで踏ん張れるかは判らない。が、これはもしかしたら。。。さぁ明日から東京地裁への往復の生活がはじまる予定。
おいおい、自分の体は平気なんだろうなぁ。。
とにかくこれはヤルしかないだろう!