この時期

週刊誌は出版社も夏休みに入るので、合併号という名のもと厚めの雑誌がたくさん出回る。そこで必ず企画として出てくるのが、時期を合わせた戦争(終戦)特集。
賛否両論あるとは思うが自分は個人的には悪い慣習とは思わない。昭和一桁生まれで東京や疎開先で空襲を経験している両親を持つ自分としては、幼い頃から常々聞かされていた終戦。戦後世代は当然なのだが、自然と戦争を身近に感じているのかもしれない。
今日、中井貴一主演のあの「はだしのゲン」をテレビで放映しているらしい。長男はすでに図書館で本を借りているので、今日はきっとかじりつきでテレビを見るだろう。
親から聞いた戦争の悲惨さ、恐怖、そしてどんなにか待ち望んでいた平和な世界。そんなことを少しでも自分の子供達に伝え、この時期にテレビで流される戦争を題材にした映画やドラマを見て、あぁ本当にこんなことがあったんだ、と記憶してくれればいいなぁと思う。それが我々、戦争を経験していない世代の責任なんだと思う。今長男は夏休みの自由研究で珊瑚を勉強している。環境と平和、どちらもかけがえのない大事なこと。しっかりと勉強しておくれよ!