珍しく仕事の話

あまりこの場で仕事の話をしないが、今日はなんとなくということで。。。
私の仕事は某メーカーの○○企画部△△企画課というところで、いわゆるマーケッター(特にWeb関連)の業務をこなしている。仕事柄、様々な分野のメーカーさんやベンダーさんの売り込みに対応をし、且つ当社で売れそうな商品を企画する為に、市場の調査や世で売れている商品の調査をしないといけない。自然、いろんな世界の人達とコミュニケーションを取ることになる。
今日、あるベンチャーITの社長さん(20代後半かな?)とその秘書さん(一応肩書きはマーケティングプランナー??)の売り込み対応をした。持っている技術がそれなりであって、且つ技術もしくは会社含め”買い”なシロモノであれば検討の余地もあるかと思って対応をしたが、zzzzzzz、って感じだった。まさに彼らの関心事は、ホリエモンと同じく、いかに面白おかしく金儲けができることしか興味は無く、自らは何の技術背景も無いのにIT企業を名乗り、渋谷と六本木にのみオフィスを構えることを最大の通過点とし、会社を高く買ってくれることを最終のゴールに置いているとしか思えなかった。
どうやらシリコンバレーの精神をいい様に拡大解釈を重ね、自分の都合で捉えているようであった。正直、私の知っているシリコンバレーの企業達や、そこで伝説と言われる連中とは全く重なることの無い人種であり、連中をビットバレーの生き残りだとか、日本におけるWeb2.0の実践者と持ち上げるほうがどうかしているとさえ思ってしまった。
自分には無い才能なので大きなことは言えないが、もし日本の30代前半のITベンチャー達が今後本当に世界でのし上っていくのであれば、少なくとも我々のようなOLD Economyのマーケッターですら、「ううっんんっ!?!!」と唸ってしまう様な”技術”と”夢”で勝負して欲しい。40前後のおじさん達に、すぐストーリーとオチを見透かされてしまうような、まやかしな売り込みはなかなかビジネスにはならないものである。

まぁ彼らにしてみれば「数打ちゃ当たる」の一つなんだろうけどね。ジョブスやペイジのような”ビジョナリスト”と出会ってみたいなぁと思う今日この頃でした。 おやじの小言より。。。。。