大会を終えて想うこと

何故かアイアンマンジャパンと違い、結果が佐渡では出ない苛つきから、相性と断じて来年からは出場を辞めようと考えていた。
帰りのフェリーの甲板で出会った初老の男性。カモメやウミネコの相手をしようとする息子達に声をかけ、随分と世話をして頂いた。話を聞くと御歳69歳!60歳から体力を考えAタイプの半分のBタイプに出場しているとのこと。その前は、なんと第一回大会から連続でAタイプに出続けていたらしい。
彼曰く、個人的にはAタイプこそ佐渡であり、今の自分には物足りなさを感じてしまって完全燃焼をしてはいないと。来年は記念すべき70歳を迎えるので、なんとかもう一度Aタイプに出て佐渡を1周したいと言っていた。その為には今日からのトレーニングにかかっていると。
正直、頭をがーんとやられた感覚。佐渡の借りはジャパンや他の大会ではなく、きっちりと佐渡で返す。トライアスリートとしての掟を今一度思い出させて貰った。
様々な事から改善を試みなければならない。が、彼から見ればヒヨッ子もいいところ。幾らでも余地なんてのはゴロゴロしている。来年、また自分は佐渡に挑戦出来るのか。やはりこのままでは悔しいだけの敗北感だけが残る気がする。
トライアスリートってホント悲しい人種なんだなと思う半面、多くの出会いからたくさんの人生に必要な勇気を貰っているなと思う。
明日以降は写真を混ぜて、チームや息子のレースを振り返ってみようと思っている。